金曜日, 4月 10, 2026

TMIDIがクラッシュするようになったときの対策

最近、久々にTMIDIで昔のMIDI聞こう♪と思ってダブルクリックしたら、何故か起動時にクラッシュして起動しなくなっていました。 

 「なんで~(;゚▽゚)」と思って、いつものChatGPT先生&Gemini先生&Claude Sonnet先生に相談します。 

その結果をまとめると、 

1)Werfault.exe(アプリがクラッシュしたとき、自動的にMSに報告するための情報を集めるツール)が取るダンプ(=メモリダンプ(memory dump):当該プロセスのメモリ領域を取ってくる)は最小のものなので、まずはクラッシュしたときのちゃんとしたダンプを取れ。 

2)Windbg(Microsoft Storeで無料)で解析しろ。 

とのこと。 

まず、1)については、 
(1) Sysinternal謹製の「procdump」を取ってくる。 
(2) Microsoft StoreからWinDbgをインストール 
(3) 管理者権限で「procdump -accepteula -e 1 -e -h -ma -w TMIDI.EXE d:\Dumpフォルダ」で、TMIDIがクラッシュしたときにダンプ取るように仕込む。 
(4) TMIDI実行→即クラッシュ 

続いて2)については、 
(1) 取られたダンプ(d:\Dumpフォルダの中に入る)をWindbgに読み込ませる(File → Open Crash Dump) 
(2) WinDbgのコンソールで、「.symfix」→「.reload」→「!analyze -v」を順に実行
※ Microsoftのシンボルサーバ設定>シンボル読み込み>解析開始 という流れ。 

 この結果はこんな感じ。
(前略)
*** WARNING: Unable to verify checksum for TMIDI.EXE
eax=0048d554 ebx=000d1222 ecx=1d370000 edx=0048d554 esi=024c927c edi=00000024
eip=024c927c esp=001aefc8 ebp=001aefe8 iopl=0 nv up ei pl zr na pe nc
cs=0023 ss=002b ds=002b es=002b fs=0053 gs=002b efl=00010246
024c927c e808000000 call 024c9289
0:000> .symfix

*** WARNING: Unable to verify checksum for TMIDI.EXE
0:000> .reload
.....................................................
*** WARNING: Unable to verify checksum for TMIDI.EXE
************* Symbol Loading Error Summary **************
(中略)

0:000> !analyze -v

......................................................
*** WARNING: Unable to verify checksum for TMIDI.EXE

*******************************************************************************
* * * Exception Analysis * * * 
*******************************************************************************
(中略)
EXCEPTION_RECORD: (.exr -1)
ExceptionAddress: 024c927c
ExceptionCode: c000041d
ExceptionFlags: 00000001
NumberParameters: 0

PROCESS_NAME: TMIDI.EXE

ERROR_CODE: (NTSTATUS) 0xc000041d - ユーザー コールバック中に未処理の例外が発生しました。

EXCEPTION_CODE_STR: c000041d

IP_ON_HEAP: 024c927c

(以下略)
…もちろんチンプンカンプンなので、ChatGPT先生に見ていただきましたよ?

上のWinDbgの結果で、一番最後に「IP_ON_HEAP~」とありますよね。 
IP = Instruction Pointer(命令ポインタ)のこと。
なので実はこれ、

『(ほんとはやっちゃいけない)ヒープ領域でコードを実行しちゃった。」

という意味なんだそうです。 

ヒープはmalloc()で、動的にメモリ領域を確保すると作られるメモリ空間なのですが、現代のOSでの管理上、基本的にはデータ用ということで、権限が読み書きOK・実行不可、となっているんだそうです。

と、ここまで来たらピンときますよね? 
要はDEP(データ実行阻止)先生が、ちょっとメモリ管理がアレなTMIDIのオイタを見逃してくれなかったのです。 
※おそらくTMIDI側のバグなのでしょうね。

結局のところ、「システム>バージョン情報>システムの詳細設定>データ実行防止(タブ)」で、TMIDI.exeを例外に入れてあげないと、DEPでメモリの扱いが甘いところを叩き落されてしまうのでした。

まあ、いつから引っかかるようになっちゃったかは分からない(以前は動いてたし)のですが、OSにセキュリティパッチが当たっていく中で、厳格化したタイミングがあったのかも知れません。 
ともあれ、TMIDIをDEPの例外に入れたら、ちゃんと動くようになりました。 

Procdumpすごい、WinDbgすごい、ChatGPTすごい、というところで、このお話は締めさせていただきます。 

おあとがよろしいようで。